おしゃれなお店が立ち並ぶ中野レンガ坂。しかし、そこから一歩裏手に入ると、昔の風情を多分に残す町並みがまだ残っています。そんな場所に居を構えるこの「北国」は、創業なんと50年以上になる中野の老舗居酒屋です。ここにはかの有名なミステリー作家、江戸川乱歩も足を運んだといわれています。そんな「北国」の看板メニューがこちらです。
おでん
カウンターに置かれた大きなおでん鍋の中で、じっくり煮込まれたおでんのネタは、見るだけで涎が出てきます。このおでんを仕込むのは齢80を超える女将さん。彼女が1人でこの伝統の味を守り続けているのです。だしが染みわたったスジや大根、そしてはんぺんに舌鼓を打ちつつ、店内の昭和な雰囲気に浸ると、何ともいえない郷愁にかられる。そんなお店がこの「北国」なのです。